住宅ローン繰り上げ返済 VS iDeCo積み立てはどっちが得か?
こんにちは、しんめいです。
一戸建てを買うにあたってお金の心配はつきものです。
我が家では約4000万円もの住宅ローンを組む予定です(良い子はマネしないでね涙)
低金利時代と言われているものの、利息だけでもバカになりません。
できれば繰り上げ返済を頑張って、早くローンを返してしまいたいのが心情です。。
一方、2019年は老後2000万円問題で iDeCoが注目されていましたね。
これによる節税対策がありますが、住宅ローンの繰り上げ返済で利息を減らす場合とどっちが得なのか試算してみました。
住宅ローン試算
設定条件
- ローン金額:4000万(たけぇ。。。)
- フラット35s予定。当初10年は0.25%引き下げあり。
- 0-10年:0.99%(2020年3月時点)
- 11-35:1.24%
- 夫婦団信なし。
- 返済方法:元金均等(我が家はできるだけ利息を払いたくないため)
これを基に計算すると
トータル:47,842,333円
利息分:7,842,333円
いち、じゅう、ひゃく、、、4784万(**)!
なんと利息だけでも800万近く支払う必要があります。
参考:ドラゴンボール
人生かけてこれを払うのはかなりの精神的ストレスですね。。。
iDeCoの試算
まず、iDeCoを行うにあたっての費用を提示しておきます。
口座開設 | 手数料 | 信託報酬 | 特別法人税 |
2,777 | 2,004 | 0.15% | (1.17%) |
*特別法人税は2020年3月まで凍結されています。その後3月以降も3年間延長されることが決定しましたがあった場合も含めて計算してみます。
※令和2年度税制改正の大綱 p57に特別法人税について記載があります。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2020/20191220taikou.pdf
私は普通のサラリーマンなので、月額23,000円が上限金額です。
30年積み立てを行うと
23,000×12か月×30年=8,280,000
この額が非課税となるので(*所得税、住民税を20%で計算)
8,280,000×20%=1,656,000
165万ほど節税になります。
・年3%で運用益が出ると仮定すると
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | |
手数料 | 4,781 | 2,004 | 2,004 | 2,004 | 2,004 | 2,004 |
3% | 278,937 | 568,666 | 866,640 | 1,173,093 | 1,488,266 | 1,812,407 |
7年目 | ### | ### | 30年目 |
2004 | ### | ### | 2,004 |
2,145,772 | ### | ### | 13,069,389 |
30年後に13,069,389円たまっていることになります。
つまり、積立金8,280,000円と差し引いて
13,069,389 -8,280,000=4,789,389
運用益が478万ほどになります。
運用益もそのまま非課税です。
で、夫婦2人で合計すると
103% | 一人分 | 2人分 |
(+)所得控除 | 1,656,000 | 3,312,000 |
運用益 | 4,789,389 | 9,578,778 |
合計メリット | 5,617,389 | 11,234,778 |
なんと1100万ほどのメリットが生まれます。
iDeCoの方がトータルメリットは大きいが。。
住宅ローン利息:iDeCo=約780万:1100万
単純な数字の比較をすればiDeCoに積み立てたほうがメリットは大きいですね。
ただし、iDeCoにはデメリットもあります。
- 60歳までの資金拘束
- 特別法人税の再開リスク
- 退職金控除制度の改悪のリスク
約30年間手出しができないのはかなりのデメリットです。
私としてはおじいちゃんになってお金持ちになってもあまりうれしくありません。
今後日本の財政が悪化し税負担が重くなるなどの改悪も考慮するとうかつに手を出せないですね。
まとめーiDeCoはメリットが大きいけど私はやりません
iDeCoを行った場合、トータル約1100万もの資産が増える計算になりました。
メリット大です。
ただ我が家の場合、iDeCoはしない方針にしています。
理由として
- 子どもが生まれてからの生活費がどれほどかかるかわからない
- 一度始めてしまったら60歳まで引き出せない
- 老後資金は十分貯められる予定だし、老後にお金持ちになってもうれしくない
- 税負担の改悪が無いとも言い切れない
が挙げられます。
iDeCoと比べると金銭メリットは多少下がるものの、
住宅ローン繰り上げを行い日頃の精神的ストレスを軽くする方が私には合っているように思います。
ではまた。